商品イメージを高級感のあるものに一新するにあたり、高級感のあるシールにする方法が知りたい。
- Q:質問
- 商品のイメージを「高級感」あるものへと一新することになりましたが、当社の商品のメインの表示はシールラベルです。
シールに高級感を持たせることは可能なのでしょうか? またどのような方法がありますか? - A:回答
- ロゴマークや色使いなどのデザインが重要であえるのはもちろんですが、シールの製造方法による高級感の出し方には次のよぅなものがあります。
■アート紙・キャスト(ミラー)コート紙の使用
アート紙とは、上質紙をベースに光沢を与えるグロス系の塗料を塗布した用紙のことで、一般のコート紙にに比べてコート層が厚く、平滑性と光沢に優れているため、高級感を出したい場合に多く使用されています。
さらに、コート塗料が乾く前に熱を加えながらドラムを押し当てることで、表面をまるで鏡のように仕上げた「キャスト(ミラー)コート紙」もあり、印刷の再現性が非常に高く鮮明で美しいシールを作ることが可能です。
■ラミネート加工
よく「PP加工」と呼ばれるポリプロピレンの透明フィルムを表面に貼り付ける、本来は表面の保護のために行うラミネート加工ですが、より光沢をもたせたいときにも利用します。
■型押し(エンボス)加工
文字や絵柄に沿って型押しして表面に凹凸を付けた「エンボス加工」。ロゴや文字などをを浮き立たせたり、少し立体に見せたりして、高級感、特に重厚感を醸し出す一番の方法です。通常のエンボス(浮き上げ)だけでなく、デボス(空押し)などもあります。
次の、箔押しとの組み合わせで、より高級感を演出することもできます。
■泊押し加工
型押しの際に、型で金箔や銀箔を表面に圧着させる箔押し加工は、高級感を出す方法の王道でしょう。通常のインクでは出せないキラキラした感じは格別です。